Sample
ペンタトニック1
ペンタトニック2
ペンタ・スキッピング・スイープ
NAO_Z指癖1
NAO_Z指癖2
ギタリスト以外には速弾きに聞こえるフレーズ
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実践フレーズ集

〜ペンタ・スキッピング・スイープ〜

スキッピング(弦飛びピッキング)

前回までペンタトニックスケールの定番フレーズを紹介しましたが、最近の技巧である弦飛びピッキングやスィープピッキングにおいてもペンタトニックスケールの使用は多いのです。下図をご覧ください。

skip.mid
skip譜面

Pギルバートの得意技ということで、雑誌等でも広く紹介されているフレーズです。構成音はA・C・EでAmなんですね。まぁ、ペンタトニックというよりもコーダルなノートを踏んでいると思っていただいて間違いないです。この一切濁りの無い感じが、クラシカルなイメージを湧かせるわけです。このフレーズを多用すれば、Pギルバート風のソロに.....センスがあればなります(苦笑)

この弦飛びピッキングの特徴は、ピッキングの回数を見ていただければ分かると思いますが、弦飛びに費やす神経をピッキング軽減でバランス取ってるんですね。ピッキングのアップダウンは、ぱっと見不規則ですが、実際発する音とのタイミングで成り立っているわけです。カッティングの空ピックと同様のものです。

スィープピッキング

sweep.mid
sweep譜面

先ほどの弦飛びピッキングと同じフレーズを掲載していますが、弦を押さえる位置(弦・フレット含めて)異なる箇所がありますね。

このスィープについては、解説しておきますと、図のスィープ箇所の5F(TABの赤数字)は、全て左手の人差し指で押さえてください。バッキングのバレーコードと同様のフォームで良いです。ただし、発音(ピッキング)した弦については、発音後出来るだけ早急に、つまり次弦をピッキングするより前に指板から指を浮かせてミュートしてください。これがスィープ臭さというか、素人臭さを消す唯一の方法です。

スイープの場合、弦飛びピッキングと逆の気遣いと容易さがあって、タイミングを取るのは至極難しいのですが、ピッキングのプロセスとしては非常にシンプルに出来るし、左手の動きも最小化出来ます。

弦飛びとスィープは、どちらが優れているか。

この2つのテクニックの速度向上に関するメリットをあげておきます。

◎弦飛びピッキングは、ストレッチ(指を開くポジショニング)との併用で、単一弦での発音を意図的に頻発させることが可能である(弦移動が少なくなる)。また、ハンマリング&プリングオフの多様が出来るため高速フレーズに向く。

◎スィープピッキングは、常に隣り合わせの複数弦をピッキングすることになるので、ピッキングのアップダウンを小刻みに行う必要が少ない。そのため、ピッキングのアップダウンによる、速度の限界から解き放たれる事となり、高速ピッキングに向く。

ここで、この二つのテクニックは、どっちが優れているんだろうか?知りたいですよね。

と、話を振りながら、申し訳ないんですが、これは、人によって意見が異なるところですね。はっきり言って結論は出ないでしょう。2つのテクニックともフレーズ中で無意識下に発生するのが本来のソロワークであり、そんなもんは練習の賜物で、手癖みたいなもんですからね。

今回は、弦飛び・スィープどちらでも弾けるフレーズを紹介しましたが、弦飛びの方が楽なフレーズもあれば、スィープでないと弾けないフレーズもあるのです。とにかく、どちらのテクニックとも現代ギターのソロワークに必須項目ですから、身につけてしまいましょう。その練習と試行錯誤の中で自分のソロワークに適したテクニックは何であるか、結論が出ようというものですからね。

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