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ピックの種類と持ち方
弦(String)
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弦(Strings)

 弦の種類太さが同一のセットであれば、演奏性には殆ど差異が無いです。これは弦が長持ちするとかって話とは別の次元でという話ですよ。
 長持ちする弦とすぐに死んでしまう弦というのは確かに存在します。最近は、輸入減が安く購入できるので、名の通ったメーカ製なら遜色ないでしょう。精神安定上も良いですし…いや、これってテクニック講座なのだろうか?

 と、なんか腑に落ちないのだけれど、私の場合もよく使う弦ってのはあります。たぶん、人から見ればお気に入りの弦ってことになるんでしょう。ただし、選定理由ってのが

・安い
・適当に長持ちする(錆びにくい・切れにくい)
・パッケージが格好いい(気にしてどうする)
・人に自慢できる(え?誰に?)
↑これらは本講座開設時に書いた文章なので現状とちょっと違う部分はあります(加筆2001/07/15)

と、俺的には切実な問題を含んでいます。

弦は古くなるとピッチが安定しなくなるから、良い弦と評価される物は長持ちするということにもなりますね。

今までこんな弦を使っていましたが
 中学生の頃は、YAMAHAのライトゲージオンリーでしたね。小遣いで、1セットの弦を買うってのは、そうそう出来ませんでしたから、その当時何処の楽器屋でもバラ売りしていたのが魅力でした。
 当時は輸入弦ってのがどれも高くて2000円弱ってのが相場だったと記憶してます。
 最近は使ってないので分かりませんが当時のYAMAHAの弦って、直ぐにサスティーンが無くなってしまうし、錆びるし悲しかったですね。一晩ほったらかしにしとくと次の日には錆びていたなんてこともありました。
 それどころか弦が錆びる以前に暫く弾いていると血が滲んで赤くなって来るんですよ。

 高校時代は、フェルナンデス製の弦を愛用していました。
 これは1セット500円くらいで売っていたし、1・2弦が2本ずつ入ってましたから汗まみれで練習する子供には丁度良かったです。
 さすがに安いだけあって、YAMAHAより錆びやすかったですね。

 Fenderの弦は好きだったけど高かった。Fenderストラトキャスター(CBS最終型のぶっといネックのやつ)にフェルナンデス弦の組み合わせは、グレードの差がありすぎて何だか(苦笑)

 ゲージは中学高校通してライトゲージでした。010、013、017〜ってやつですね。
 当時はやたらに力を入れてゴリゴリとピッキングしていましたから、ウルトラライト(008〜)なら1分、スーパーライト(009〜)なら5分で切れていました。余分な力を入れていたから頻繁に弦が切れていたわけですから、自慢になりません。それでも弦を早く切るのがステータスみたいな時代だったと記憶しています。
 チョーキングやタッピング用の握力は、ライトゲージを使用していた頃に付いたと思います。

 学生は、バイトしたりして弦を買うくらいの金はありましたから、贅沢していました。
 アーニーボールを使うことが多かったと思います。やはり未だに良い弦だと思いますよ。今なら1000円台前半で買えるんじゃないかな?
(と書いたんだけど、だいぶ価格変動があったみたいなので、文末に加筆しました)

さて、現在使っている弦はこれですね。(講座開設時)
ghs BOOMERS

 ghsのBOOMERです。
 かつてレイジーのスージー(って紹介は今時しないよなぁ、高崎晃さんです。あれ?レイジーって再結成したから、かつての名前で通るのかなぁ?)も使っていた弦ですね。
 当初は磁気を帯びているのでサスティーンが得られるという伝説もありましたが、どうやら磁気を帯びているのではなく、精度が良いのと、材質によりロングサスティーンが得られるようです。
 同様にダダリオの弦も好きです。どちらかというとダダリオの方が好きなんだけど。なぜBOOMERを使うかというと安いからです。この弦は特価品で480円だったからまとめ買いしたのね。ちなみにダダリオは700円でした(それくらい買えよな>俺)
※2001年7月時点では両方とも480円でしたから好きずきで選べば良いです。

 弦は、安物じゃない弦を安く買っておけば得した気分になるという話でした。
(これはテクニック講座では無いと思う)

 さらにですね、ここ1年ほど、弦を大量購入しなかったので分からなかったのですが、今では円安(80年代と比較したレベルの話)で輸入物の弦は全て安いみたいですね。
 ダダリオどころか和田アキラ氏も好んで使っている(と記憶してるが)ディーンマークレイでさえ場所によっては500円くらいで買えるのでした。
 意外なことに今ではBOOMERが一番人気があって高かったりするから不思議です。私的にはダダリオの方が好きなのですが。
 しかしながら、もし、全てのメーカーの弦が同じ金額なら、迷わずアーニーボールにしますよ、最も好きな弦ですから。
 弦が安い時代は良い時代である。

テンションの違い
アーニーボール
 現在使用している弦は、やはりアーニーボールです。これは暫く変わらないと思います。1セット480円で購入できますからね。
 私がギターを始めた当時は1800円が相場だったので、国産弦の5割増しってとこでした。弦って高かったでしょ?(苦笑)

 スーパースリンキー(写真左)を愛用してます。
 これは009〜042のセットで標準的なスーパーライトゲージです。アーニーボールはボトムをより太くしたハイブリッドスリンキー(写真右)も出していまして、009〜046とボトムが太くなっています。トップが009でボトムだけ太くなっているからしっかりしたローが出て、かつ高域もテンションが弱めで弾き易いと思っていたわけですよ。
 で、試してみたら…

 だぁ〜、思ったようなフィールにならないんですね、これが。
 ギターって6本の弦全てでネックのそりに対抗してテンションが出来上がるわけじゃないですか。だから、6弦のテンションがきつくなるってことは、1弦のテンションもきつくなります。
 これがどれ位きつくなるかというと、009の弦が010相当になります。その証拠に、フロイドローズのフローティング具合がライトゲージ(010〜)を使ったときと変わらない大幅な浮き上がり方です。これではスーパーライトゲージ使ってる意味ないじゃん(笑)ということで、ハイブリッドスリンキーは封印。速攻でスーパースリンキーに貼り直したのでした。

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